日経平均は週間2.93%高
半導体株への集中が鮮明に
日経平均株価は週間で1,945円26銭上昇し、68,309円46銭で週を終えました。一方、TOPIXは0.91%下落しました。指数の上昇が一部の値がさ半導体株に集中し、市場全体では33業種中26業種が下落する、強い指数と弱い相場が同居した1週間でした。
日経平均68,309.46円週間 +1,945.26円(+2.93%)
TOPIX4,091.00週間 -37.59(-0.91%)
SOX指数13,136.70週間 +3.69%
今週の要点
- 日経平均とTOPIXが逆行。日経平均は3週連続で上昇しましたが、金融・内需株の反落がTOPIXの重荷になりました。
- AI・半導体関連へ資金が集中。米マイクロン・テクノロジーの好決算を受け、アドバンテストや東京エレクトロンなどが指数を押し上げました。
- 物色の軸が変化。前週に強かった銀行・証券株が下落し、成長期待の高い半導体関連へ資金が移りました。
- 長期金利と円安が進行。利上げ観測が後退する一方、財政・インフレ懸念を背景に日米の長期金利が上昇しました。
主要指標の週間騰落
| 指標 | 週末水準 | 週間騰落 |
|---|---|---|
| 日経平均株価 | 68,309.46円 | +2.93% |
| TOPIX | 4,091.00 | -0.91% |
| NYダウ | 51,176.96ドル | -1.26% |
| S&P500 | 7,722.72 | -0.27% |
| ナスダック総合 | 27,190.86 | +0.45% |
| SOX指数 | 13,136.70 | +3.69% |
| ドル円 | 157.86円 | +0.58円(円安方向) |
| 日本10年債利回り | 3.086% | +3.7bp |
| 米10年債利回り | 5.277% | +9.6bp |
| WTI原油 | 91.11ドル | -1.41% |
日々の推移
| 日付 | 日経平均 | 前日比 | TOPIX |
|---|---|---|---|
| 9月28日(月) | 65,877.62 | -486.58 | 4,112.00 |
| 9月29日(火) | 65,481.27 | -396.35 | 4,041.13 |
| 9月30日(水) | 66,753.72 | +1,272.45 | 4,108.65 |
| 10月1日(木) | 68,956.72 | +2,203.00 | 4,131.98 |
| 10月2日(金) | 68,309.46 | -647.26 | 4,091.00 |
日本株の値動きと物色の変化
週前半は半導体株安と9月期末の配当落ちが重なり、日経平均は続落しました。9月29日の安値64,699円付近では26週移動平均線が下値支持として意識され、その後の反騰につながりました。
週半ばには原油急落によるインフレ懸念の後退から全面高となり、続いて米半導体企業の好決算を受けてAI・半導体関連株が急伸しました。ただし、日経平均が大幅高となった10月1日も値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を上回り、上昇の裾野は限られていました。
高配当・優待銘柄の話題
還元強化の発表が目立ちました。Orchestra Holdingsは増配と優待制度の変更、アクセルは増配、スルガ銀行は業績予想の上方修正と増配を発表しました。株主優待ではテイクアンドギヴ・ニーズが制度新設を発表した一方、伊藤園は優待廃止を発表しています。個別銘柄の条件や最新情報は、必ず各社の適時開示で確認してください。
翌週の注目点
- 10月6日:植田日銀総裁の挨拶。10月会合での追加利上げに関する示唆を確認します。
- 10月7日:FOMC議事要旨。利上げ再開の条件と参加者の見方が焦点です。
- 10月8日:日銀さくらレポートと30年国債入札。地域景況感と超長期債の需給を確認します。
- 10月9日:オプションSQ。先物・オプションに伴う需給と設備投資関連の指標に注目です。
PDF版
業種別騰落、個別銘柄の話題、米国株・為替・金利、高配当・優待銘柄の動向、翌週日程と出典・注記はPDF版に収録しています。
本記事は添付の週次レポートをもとに要点を整理したものであり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値はPDF作成時点の情報に基づきます。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
ていネコの投資ノート