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経済指標・結果速報

米雇用統計は2.9万人増
予想を下回り、失業率は4.2%へ

2026年10月2日(金)21時30分発表・9月分

ていネコの投資ノート
数字の結果と市場への意味を速報します

米労働省労働統計局(BLS)が発表した2026年9月の雇用統計では、非農業部門雇用者数が前月比2万9,000人増となりました。事前予想を大きく下回り、失業率は前月の4.1%から4.2%へ上昇。平均時給の伸びも鈍化し、米国の採用ペースが弱まっていることを示す結果です。

非農業部門雇用者数+2.9万人レポート掲載予想 +9.0万人
失業率4.2%前月・予想 4.1%
平均時給前月比 +0.1%前年比 +3.0%

結果を一覧で確認

項目結果前月・予想との比較
非農業部門雇用者数+2.9万人予想を大幅に下回る
失業率4.2%前月・予想4.1%から上昇
平均時給前月比+0.1%前月+0.3%から鈍化
平均時給前年比+3.0%前月+3.1%から鈍化
労働参加率61.8%前月61.6%から上昇
平均週間労働時間34.4時間前月から横ばい

前月までの数字も下方修正

7月の雇用者数は2万1,000人増から1万人減へ、8月は16万2,000人増から13万3,000人増へ下方修正されました。2カ月合計で従来発表より6万人少なくなっています。9月単月の弱さに加え、過去分も弱い方向へ修正されたため、雇用の減速を示す内容と受け止められます。

失業率上昇の見方

失業率は4.2%へ上昇しましたが、労働参加率も61.8%へ上がりました。仕事を探し始める人が増えると、就業できていない人が一時的に失業者として数えられ、失業率が上昇する場合があります。このため、失業率の上昇だけで急激な悪化と断定せず、雇用者数、参加率、賃金を合わせて確認する必要があります。

業種別の動き

市場の初動

弱い雇用統計を受け、米国債が買われて利回りは低下しました。米10年国債利回りは前日の5.24%から5.17%付近へ、政策金利の見通しに敏感な2年債利回りは4.716%付近へ低下したと報じられています。株式先物は上昇し、市場では10月の追加利上げ観測が後退しました。

投資家が確認したいこと

ていネコの見方

今回の結果は、雇用者数、失業率、賃金、過去分の改定がそろって労働市場の減速方向を示しました。ただし、失業率は4.2%と歴史的には低い水準で、労働参加率の上昇も含まれます。「急激な景気後退」よりも、「採用の勢いがはっきり鈍ってきた」と捉えるのが現時点では妥当です。今後は、雇用の弱さと原油高によるインフレ圧力のどちらをFRBが重視するかが焦点になります。

出典:米労働省労働統計局(BLS)Employment Situation - September 2026、AP通信、Reuters配信記事。市場反応は記事作成時点の速報値です。

本記事は公開情報に基づく経済指標の整理であり、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。速報値は今後改定される場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。