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ていネコの高配当株
スクリーニング実践編【第1回】
7つの条件と、その理由

スクリーニング実施日:2026年9月25日
案内役:ていネコ
運営者自身の投資経験に基づく記事です

こんにちは、ていネコです。今回は、運営者が高配当株を探すときに使っているスクリーニング条件の一例をご紹介します。

利用するのは、マネックス証券の「銘柄スカウター」。条件で候補を絞った後、通期の売上高と営業利益の推移を確認しています。

高配当株投資の仕組みや、配当利回りだけで選ぶリスクから確認したい方は、先に「高配当株投資とは? 仕組み・選び方・注意点」をご覧ください。

今回の条件は、複数あるパターンの一つです。すべての投資に共通するルールや、利益を保証する条件ではありません。

候補を絞る7つの条件

項目 設定条件
予想配当利回り 3.00%以上
売上高の増収回数(10年) 5回以上
営業利益の増益回数(10年) 5回以上
配当性向 50%以下
自己資本比率 40%以上
予想PER(会社予想) 10.0倍以下
時価総額 1,000億円以上

ここで紹介する7条件は、運営者が使っている複数のパターンの一例です。PBR、ROE、ROA、DOE、連続増配年数など、目的に応じて確認する指標や組み合わせは変わります。

7つの指標は、何を表している?

ここでは、銘柄スカウターに表示される各指標の意味と、この条件で何を確かめようとしているのかを整理します。

予想配当利回り 3.00%以上
会社が予想する1株当たり配当を、直近の株価で割った割合です。投資額に対してどの程度の配当を見込めるかを見る目安ですが、株価の下落で利回りが高く見える場合や、会社予想の変更・減配によって実際の利回りが変わる場合があります。
売上高の増収回数(10年) 5回以上
過去10年間で、前の期より売上高が増えた回数です。事業規模を継続的に伸ばせているかを確認する材料になります。ただし、増加した回数だけでは伸びの大きさや直近の失速は分からないため、通期推移も確認します。
営業利益の増益回数(10年) 5回以上
過去10年間で、本業の利益である営業利益が前の期より増えた回数です。売上だけでなく、本業で利益を増やせているかを見るために使います。増益幅や赤字の有無、利益率の変化は回数に表れない点に注意が必要です。
配当性向 50%以下
利益のうち、どの程度を配当に回したかを示す割合です。50%以下を目安にするのは、利益をすべて配当に使わず、事業投資や将来の配当に回せる余地を期待するためです。銘柄スカウターでは前期本決算の値を使うため、予想配当利回りとは時点が異なります。
自己資本比率 40%以上
総資産のうち、返済義務のない自己資本が占める割合です。財務の余力を見る手掛かりになります。ただし、適正水準は業種によって異なり、銀行など負債を事業に使う業種を同じ基準で比べると候補が偏ることがあります。
予想PER(会社予想) 10.0倍以下
直近の株価が、会社予想の1株当たり利益の何倍まで買われているかを示します。利益に対して株価が低めの候補を探す指標ですが、低PERには業績悪化や成長鈍化への懸念が織り込まれている場合もあります。業種やその会社の過去の水準との比較も必要です。
時価総額 1,000億円以上
株価に発行済株式総数を掛けた、株式市場で見た企業価値の目安です。一定以上の企業規模や株式の売買のしやすさを求めるために使っていますが、規模が大きいことだけで事業・株価・配当の安定が保証されるわけではありません。

この条件を検証して分かったこと

この組み合わせは、高い予想配当利回りだけで選ばず、過去の増収・増益、配当余力、財務、株価水準、企業規模を合わせて確認できる点が長所です。高配当株の候補を機械的に絞る「最初の入口」としては、考え方に一貫性があります。

一方で、各基準値は運営者が経験から決めた目安であり、公式資料から最適性を確認できるものではありません。また、次の点はスクリーニング後に補う必要があります。

検証の結論:7条件は、候補を探す一次スクリーニングとしては合理的です。ただし、条件を通過したことを「安全」「割安」「配当が続く」と判断する根拠にはせず、業績推移・キャッシュフロー・負債・配当履歴・事業内容の確認へ進むための入口として使うのが適切だと考えます。

銘柄スカウターの「配当性向」は、前期本決算の決算短信に掲載された値です。この条件には予想値と実績値が混在します。指標の定義はマネックス証券の公式説明をご確認ください。

時価総額1,000億円以上にしている理由

運営者は、企業規模がある程度大きい方が、事業や株価の安定を期待しやすいのではないかと考えています。継続的に配当を受け取りたいという意図から、時価総額に下限を設けています。

1,000億円という区切りは、経験から決めた目安です。時価総額だけで事業の安定性や配当の持続性を判断できるわけではありません。

予想PER10倍以下にしている理由

予想利益に対して株価が低めの候補を探し、値上がりの可能性も検討したい。その考えから、予想PER10倍以下を目安にしています。この条件も、運営者が経験的に設定したものです。

PERは利益に対する株価の水準を見る指標です。低いこと自体が、株価や収益の安定を示すわけではありません。業績の先行きへの懸念などが低い評価に反映されている可能性もあります。

参考:楽天証券「PER(株価収益率)」

抽出した後は、業績の流れを見る

候補が見つかったら、通期業績の推移を確認します。見ているのは、売上高と営業利益が右肩上がりの基調にあるかどうかです。

「10年間で増収・増益が何回あったか」という数字だけでなく、実際の業績の流れにも目を通す。これが、運営者の行っている手順です。

今回の抽出結果に含まれていた銘柄

運営者が2026年9月25日に上記の条件で確認した際には、購入経験のある次の5銘柄も表示されました。

購入当時に同じ条件で選定したかどうかは、記憶が明確ではありません。ここでは、今回の抽出結果に含まれていた例として紹介しています。

抽出結果は運営者の確認報告に基づきます。表示に使われた株価・業績データの基準日は未確認です。現在も条件を満たすことを示す一覧ではなく、購入を推奨するものでもありません。

候補を探し、確かめるための出発点

今回は、実際に使っている条件の一例と、時価総額・PERの基準を設けた理由をご紹介しました。スクリーニングで候補を絞り、業績の推移を確認する。その過程を、このブログでは丁寧に記録していきます。

投資判断は最新の企業開示なども確認したうえで、ご自身で行ってください。この記事は実体験の紹介であり、将来の利益や配当を保証するものではありません。
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