日経平均は737円高
終値で7万円台を回復
日経平均株価は前日比737円12銭高の70,683円98銭、TOPIXは38.34ポイント高の4,183.56となり、ともに2日続伸しました。日経平均は寄り付き直後にマイナス圏へ沈みましたが、後場に上げ幅を拡大し、終値で約3カ月ぶりに7万円台を回復しました。
本日の要点
- 日経平均は終値で7万円台を回復。前日の米ハイテク株高と円安を受け、後場に買いが強まりました。
- 物色の裾野は前日より拡大。値上がり銘柄は74.2%、東証33業種のうち30業種が上昇しました。
- アドバンテスト1銘柄が上げ幅の45%に寄与。指数上昇への寄与は値がさ株に偏りましたが、金融・非鉄・鉄鋼にも買いが広がりました。
- 売買代金は4営業日連続で減少。指数が上値を追う一方、商いの縮小には注意が必要です。
主要指標
| 指標 | 水準 | 前日比・備考 |
|---|---|---|
| 日経平均株価 | 70,683.98円 | +737.12円(+1.05%) |
| TOPIX | 4,183.56 | +38.34(+0.92%) |
| 東証プライム売買代金 | 約7兆3,048億円 | 概算値 |
| 値上がり銘柄の割合 | 74.2% | 33業種中30業種が上昇 |
| 新発10年国債利回り | 3.087% | +0.023%ポイント |
| ドル/円(15時) | 158.07円 | 東京レンジ157.77〜158.24円 |
| WTI原油11月限 | 88.41ドル | -1.02ドル(-1.14%) |
| NYダウ(10月5日) | 51,267.90ドル | +90.94(+0.18%) |
| NASDAQ総合(10月5日) | 27,477.31 | +286.45(+1.05%) |
| SOX指数(10月5日) | 13,172.74 | +0.27% |
東京市場の動き
日経平均は69,954円61銭でほぼ横ばいに始まり、直後に69,813円16銭まで下落しました。前日に1,637円高と急伸した反動で利益確定売りが出ましたが、前場は底堅く推移。後場は円安とアジア株の堅調を確認して買いが厚みを増し、高値70,798円62銭をつけました。
半導体を軸に金融・資源関連へ波及
アドバンテストは4.0%高の41,900円となり、上場来高値を連日で更新しました。TDK、フジクラ、東京エレクトロンなども上昇。一方で、ソフトバンクグループやキオクシアホールディングスは下落し、AI・半導体の中でも選別が見られました。
業種別では非鉄金属が3.34%高で首位となり、精密機器、銀行、保険、鉄鋼が続きました。長期金利の高止まりを利ざや改善につなげる金融株にも資金が向かいました。
本日の主題:上昇幅の45%はアドバンテスト1銘柄
日経平均の上げ幅737円のうち、アドバンテスト1銘柄による寄与は334円41銭で約45%を占めました。TDK、ファーストリテイリング、フジクラ、リクルートホールディングスを加えた上位5銘柄では591円、上げ幅の約80%に達します。
ただし、TOPIXも0.92%上昇し、値上がり銘柄は74.2%、30業種が上昇しました。前日のようなAI関連への集中だけではなく、非鉄・鉄鋼と金融株が相場のもう一つの柱になりました。一方、売買代金は4営業日連続で減少しており、上昇の持続性を考えるうえで確認が必要です。
債券・金利
新発10年国債利回りは3.087%と、前日の3.064%から小幅上昇しました。10年利付国債入札は表面利率3.1%、応札倍率3.76倍、テール2銭となり、高クーポンが需要を集めました。入札通過後も金利が低下しなかった背景には、米長期金利の上昇圧力があったとみられます。
為替・商品
ドル円は東京時間に157円77銭〜158円24銭で推移し、15時時点は158円07銭でした。米10年債利回りが5.3%台を維持したことがドル買いを支えました。WTI原油11月限は88.41ドルまで下落し、G7による緊急石油備蓄放出で供給懸念が後退しました。
海外市場
5日の米国市場ではNASDAQ総合が1.05%高、S&P500が0.67%高、NYダウが0.18%高となりました。米ISMサービス業PMIが予想を下回りながらも拡大圏を維持したことで、早期利上げへの警戒が和らぎました。6日のアジア市場では韓国KOSPIが反落し、台湾加権指数はTSMCの最高値更新を受けて小幅高となりました。
次の注目点
- 10月7日の米FOMC議事録。市場が織り込む早期利上げ観測の後退が妥当か、タカ派度合いを確認します。
- 米10年債入札。長期金利が高水準にある中、需要の強弱が株式市場へ波及する可能性があります。
- 10月8日の超長期債需給。米30年債入札、国内30年国債入札、中国本土市場の再開が重なります。
- ドル円158〜159円。円安けん制と日米金利差の綱引きが、輸出関連株の追い風を左右します。
PDF版
詳細な解説、直近の推移、出典・注記はPDF版に収録しています。
本記事は公開情報に基づく市況の整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は2026年10月6日17時30分(日本時間)時点の速報値で、一部は概算値です。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
ていネコの投資ノート