日経平均は3日ぶりに大幅反発
半導体株高と配当落ち銘柄の買い戻し
日経平均株価は前日比1,272円45銭高の66,753円72銭と、3営業日ぶりに大幅反発しました。米国市場でSOX指数だけが上昇した流れを引き継いだ半導体・AI関連株高に加え、前日の配当落ちで大きく売られた高配当・バリュー株にも買い戻しが入りました。
本日の要点
- 日経平均は3日ぶりに大幅反発。寄り付きから買いが優勢となり、高値圏で取引を終えました。
- 半導体・AI株に資金が集中。前夜の米国市場でSOX指数だけが上昇した流れを引き継ぎました。
- 配当落ち銘柄にも買い戻し。銀行・保険を含む高配当株が反発し、東証33業種すべてが上昇しました。
- 中国景気への期待も支え。中国の9月製造業PMIが50.1へ回復し、世界景気への警戒がやや和らぎました。
主要指標
| 指標 | 水準 | 前日比・備考 |
|---|---|---|
| 日経平均株価 | 66,753.72円 | +1,272.45円(+1.94%) |
| TOPIX | 4,108.65 | +67.52(+1.67%) |
| NT倍率 | 16.25倍 | +0.04 |
| 東証プライム売買代金 | 9兆1,212億円 | 前日比 約1.8兆円増 |
| 東証プライム売買高 | 27億6,231万株 | 値上がり72.7% |
| 新発10年国債利回り | 3.060% | 前日から低下 |
| ドル/円 | 156.89円 | 40銭の円高 |
| ユーロ/円 | 177.99円 | 41銭の円高 |
| WTI原油 | 89.38ドル | -3.22ドル |
| NY金12月限 | 4,179.70ドル | +11.30ドル |
| 米10年国債利回り | 5.23% | 上昇 |
東京市場の動き
日経平均は647円高の66,128円59銭で寄り付き、前場は837円54銭高の66,318円81銭まで上昇しました。後場寄りには上げ幅を一時898円まで広げ、その後は1,300円超高となって高値圏で引けました。売買代金は9兆1,212億円、売買高は27億6,231万株に膨らみ、前日の7兆3,200億円から約24%増えました。
物色動向
東証33業種はすべて上昇しました。上昇率上位は非鉄金属、銀行、金属製品、化学、情報・通信でした。東京エレクトロン、ファーストリテイリング、アドバンテストなどが指数を押し上げたほか、前日に大きく売られた銀行・保険株にも買い戻しが入りました。
二層の戻り
この日の上昇は、値がさ半導体・AI株による指数の押し上げと、配当落ち銘柄の買い戻しが同時に働いた結果です。日経平均の上昇率1.94%に対してTOPIXは1.67%上昇し、NT倍率は16.25倍へ小幅上昇しました。物色は幅広い一方、米SOX指数や原油価格など外部環境が変わった場合の反落には注意が必要です。
金利・為替・商品
新発10年国債利回りは3.060%へ低下し、20年債利回りも3.886%へ下がりました。ドル円は156円38銭から157円20銭の範囲で推移し、156円89銭で引けました。WTI原油は1バレル89.38ドルへ下落し、NY金12月限は4,179.70ドルへ小幅反発しました。
海外市場
前日の米国市場ではNYダウ、NASDAQ総合、S&P500が下落する一方、SOX指数は163.92ポイント上昇しました。この半導体株高が東京市場の買い材料となりました。アジア市場では上海総合指数が中国の9月製造業PMI改善を受けて上昇し、韓国KOSPIは下落しました。
翌営業日の注目点
- 米国のインフレ・景気指標。8月PCEコア・デフレーターと4-6月期実質GDP確定値を確認します。
- 日本企業の景況感。10月1日発表の日銀短観で、大企業製造業・非製造業の判断を見ます。
- 米ISM製造業景況指数。高金利とエネルギー価格が製造業へ及ぼす影響に注目です。
- 米雇用統計と物価指標。10月2日の9月雇用統計とユーロ圏9月消費者物価指数を控え、金利と為替の変動に注意します。
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本記事は公開情報に基づく市況の整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値はPDF作成時点の情報に基づきます。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
ていネコの投資ノート