日経平均は6営業日ぶりに反落
半導体株安と権利付き最終日の需給が重荷
日経平均株価は6営業日ぶりに反落し、65,877円62銭で取引を終えました。米国市場の反発を受けて一時67,000円台を回復しましたが、半導体関連株への売りと権利付き最終日の需給が重荷になりました。
本日の要点
- 半導体株が下落を主導。AI関連・半導体関連の大型株が指数を押し下げました。
- 内需・ディフェンシブ株へ資金が移動。上昇業種は保険、銀行、電力・ガス、サービスの4業種に限られました。
- 権利付き最終日で売買が膨らむ。配当・優待の権利取得を目的とした買いと、利益確定売りが交錯しました。
- 韓国株安も投資家心理を冷やす。KOSPIの急落が東京市場の半導体株にも波及しました。
主要指標
| 指標 | 水準 | 前日比・備考 |
|---|---|---|
| 日経平均株価 | 65,877.62円 | -486.58円(-0.73%) |
| TOPIX | 4,112.00 | -16.59(-0.40%) |
| 新発10年国債利回り | 3.066% | +1.7bp |
| 米10年国債利回り | 5.21% | 前週末比で上昇 |
| ドル/円 | 157.72円 | 東京午後、高値157.86円 |
| WTI原油11月限 | 92.44ドル | -2.17ドル(-2.29%) |
| NYダウ | 51,828.62ドル | +478.64ドル(+0.93%) |
| S&P500 | 7,743.50 | +39.37(+0.51%) |
| SOX指数 | 12,668.93 | +176.39(+1.41%) |
東京市場の動き
寄り付きは米国株高と原油安を好感し、141円74銭高の66,505円94銭で始まりました。日経平均は一時67,034円74銭まで上昇しましたが、75日移動平均線付近で戻り売りが強まりました。前場中盤から半導体関連株の下げ幅が広がり、午後は韓国株の急落も重なって安値圏で引けました。
物色動向
下げを主導したのはアドバンテスト、キオクシアホールディングス、イビデンなどの半導体関連株でした。一方、金利上昇が収益に追い風となる保険・銀行のほか、電力・ガス、サービスが上昇しました。指数は下落しましたが、業種間では資金の移動も見られました。
テクニカル面
高値67,034円74銭は75日移動平均線を一時上回ったものの、終値では下回りました。終値は5日・25日移動平均線を維持しており、短期的には押し目の範囲です。65,000円割れでは、9月14日安値62,726円を意識した調整に注意します。
金利・為替・商品
新発10年国債利回りは3.066%と前週末から1.7bp上昇しました。国内の月末要因に加え、米国の長期金利上昇が影響しています。ドル円は一時156円93銭まで円高に振れた後、157円台後半へ戻しました。WTI原油は前営業日のニューヨーク市場で2.17ドル安となりました。
海外市場
前週末25日の米国市場は全面高となり、NYダウ、S&P500、NASDAQがそろって上昇しました。一方、28日のアジア市場では韓国KOSPIが2.70%安となり、半導体株への売りが東京市場にも波及しました。中国・香港・台湾市場は上昇しました。
翌営業日の注目点
- 9月29日の配当権利落ち。指数ベースで機械的な押し下げが見込まれるため、下落率だけで判断しないことが重要です。
- 韓国・台湾の半導体株。アジアの半導体株が落ち着くか、日本株への波及が続くかを確認します。
- ドル円と日本国債利回り。円高方向への動きが強まる場合、輸出関連株の重荷になります。
- 日銀短観と米国雇用関連指標。国内外の金利見通しに影響する経済指標を確認します。
PDF版
詳細な解説、直近の推移、出典・注記はPDF版に収録しています。
本記事は公開情報に基づく市況の整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値はPDF作成時点の情報に基づきます。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
ていネコの投資ノート